2009年01月26日

電話魔のお紗英さん

携帯を家に忘れた。そんな時、結構焦りませんか?
焦る理由はいろいろ。緊急の電話があったらどうしよう?あの人に電話せなアカンのに携帯の電話帳に頼って手帳には番号を控えてないけどどうしよう・・・などなど。

今日はそんな携帯を忘れた人のお話。

1月26日16:00、大師匠夫妻は私の運転で五郎兵衛事務所を出発。かかりつけの大阪の歯医者さんへと向かいました。

16:50、到着。おかみさん「ほなまるちゃん、終わったら電話するさかいどこかで待っててな。」と言い残し大師匠と車を降りはる。

16:52、いつもとめている駐車場へくるも、不況の影響か閉じている。しかたなく別のパーキングへ。

16:55、手ごろなところを発見し、駐車。

ここから約1時間。ネタの稽古をしたり読書をしたりと時間をつぶしておりました。

この間、事件は起きる。

そのころのおかみさん。
16:50、車を降りる。

17:30、大師匠より先に診察が終わり、孫弟子に「今から師匠の治療やから、30分後に迎えに来てね。」と伝えるためカバンの中から携帯をさぐる。

17:31、無い・・・。

17:33、無い・・・。

17:35、忘れたみたい・・・しかも手帳も家に置いてきた・・・師匠も携帯を忘れてはる・・・。

17:36、いつもの駐車場やろう!直接言いにいこ!

17:42、駐車場に到着するも車が無いうえに閉鎖している。孫弟子&マイカーの行方分からず。

17:43、思案。

17:49、歯医者へ戻る。そして受付のお姉さんに「電話貸してくれはりませんか?○○書店の番号を知りたいんです。」

17:50、そうゆうことなら、と、お姉さんが携帯で某大型書店の電話番号を検索。番号を知る。

17:51、某大型書店の電話が鳴る。男性社員が受話器をあげる。

「いつもありがとうございます、○○書店でございます。」
「もしもし?あ、すいません、私落語家の露の五郎兵衛の家内ですが、そちらに○○ちゃんて勤めてますよね?その子の妹がうちの孫弟子で露の団姫というんですが。」
「ハイ、存じております。」
「そらよかった。それで、至急お姉ちゃんに連絡を取りたいのでかわってもらえますか?」
「申し訳ございません。本日○○は出勤しておりません。」
「え!ほな電話番号教えてください。」
「お客様が五郎兵衛師匠のおかみさんなのは重々承知しておりますが、こちらからはお教えすることが出来ませんのですぐに○○に連絡をとりまして、かけなおさせます。」
「ほんま!ありがとう!ほな私今○○という歯医者さんにおりますので・・・この番号にかけるように○○ちゃんに伝えてください。」

17:53、家でゴロゴロしていた孫弟子の姉の携帯が鳴る。会社からだ。
「ハイ!お疲れ様です。」
「あ、もしもし○○さん?なんか今妹さんの大師匠のおかみさんから電話があって、すぐに今から言う番号に連絡欲しいそうです。」

17:54、歯医者の電話が鳴る。
「もしもし、○○と申しますがそちらに五郎兵衛師匠のおかみさんはいはりますか?」
「ハイ、かわります。」

「もしもし○○ちゃん?久しぶりやな〜。いや今な、歯医者やねんけど携帯忘れてしまったさかいにおねえちゃんの携帯からまるちゃんに伝言頼んでもいい?私は今日携帯を忘れてとりあえずあと10分で終わるからいつものところに迎えに来て欲しいねん。それお願いするわ。」

17:56、まるこの携帯が鳴る。おかみさんではない。姉???とりあえず出てみる。「詳しく話すと長いけど、おかみさんが携帯忘れはったから10分後迎えに来てって私に連絡あったわ。」

18:05、合流。なぜ姉の電話番号は分かりはったんやろ?と疑問を抱いていた私におかみさんが事の経緯を説明してくれはりました。

それにしても、発想がスゴイ・・・!

大師匠が語る。
「おかあちゃんはな、昔携帯も無かった頃、家にわし宛の緊急の電話があってな、OBCの地方公開収録、としかどこに仕事に行ってるか知らないはずやのに、OBCに電話かけて、内線で詳しい人にかわってもらって、場所を調べてもらって、収録しているホールの電話を調べて、わしにつながったことがあってん。昔から“電話魔のお紗英さん”という異名があんねんで。」

おかみさんこと、お紗英さん。五郎兵衛師匠を支えて50年。
そのビックリするような通話能力でいろんなことをスムーズにこなしてきはったそうな。

最後に五郎兵衛師匠ポツリ。

「昔からこうやから、わしがどこにいたかてすぐに電話がかかってくんねん。いつもそやねん。せやからな、わし、おかあちゃんに今までも、これからも、ずーっと捕まってんねんで。」

「・・・」
「・・・」

見つめ合う二人。

黒ハート


ちょっと恥ずかしくなりながら、安全運転で3人仲良く家に帰りましたわーい(嬉しい顔)

posted by まるこ at 20:59| 兵庫 ☁| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようさん。
携帯電話もただの道具やけど、その道具に使われてるような気がしてならないのですが、さすがはおかみさんでんな!
五郎兵衛師匠とおかみさん、ラブラブ(死語?)やなぁ(^-^)

ところでmixiやめたん?(^^ゞ
Posted by JPM at 2009年01月28日 06:56
団姫さん お久しぶりです。コメントは遠慮していましたがブログはずぅ〜と拝見していました。 こんど新治さんにお目にかかることあれば、例の件を酒のアテにします(^_-)-☆
文書にまとめ難い、ややこしい出来事を上手にまとめて、読みながらワンシーン・ワンシーンの状況が頭に浮かんでくる素晴らしいリポートです。
ブログからも日に日に育っている団姫がよく分かります。
インフルエンザの流行にだけは乗らないように!!。
Posted by うどん太郎 at 2009年01月28日 21:50
中々おかみさんやるな。大師匠は捕獲されているな(笑)

今日は、おぬしの輪茶輪茶庵の出演があると聞き、急きょ昼席に行きました。
松山鏡、よかったね。最初は親子の情でしんみりとさせ、後半は奥さんのたぬき顔で大爆笑。おぬしの思う壺やったな。
出囃子や、羽織姿も新鮮で、おぬしの魅力を再認識しました。
あの怪奇小話は、初めて聞いたわ。
聞いたときは訳がわからんかったが、夕方にやっと訳がわかったわ。(汗)
12人もの芸が、いつもの料金で見られ、おぬしに感謝です。
Posted by アッキー at 2009年01月29日 20:20
JPMさん
ハイ、やめました(^^)とにかく大師匠夫妻はラブラブです!

うどん太郎さん
お久しぶりです♪実はインフルエンザになったのですよ(涙)温泉ネタを振られたら、新治師匠温泉なだけに汗をかくかもしれませんね(^^)

アッキーさん
捕獲!ですか(笑)
わちゃわちゃありがとうございました(^^)怪奇小噺、私は未だに意味が分かりませんが・・・ふふふふ♪
Posted by まるこ at 2009年01月31日 12:50
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