2009年01月07日

自分の在り方

弟子にとって師匠は、最も芸を尊敬する師であると同時に、その人間性にも愛着を感じています。

今日は大師匠夫妻とちょっとドライブして富田へ行き、お昼ご飯で大師匠、大のお気に入りのお蕎麦やさんへ行きましたレストラン
鴨なんばやとろろ蕎麦など注文。おいしくいただいてから帰りしな、大師匠の視線がふとレジ横にあった“蕎麦おこし”へ。

見つめられる蕎麦おこし。
見つめる巨匠・五郎兵衛。

お店のご主人と私たちの間に一瞬の間が出来る。

大師匠の視線は蕎麦おこしからおかみさんへ・・・

しかしおかみさん、お財布から100円玉を捜索中。視線に気づかず。

大師匠の目はおかみさんを捕らえたまま、大師匠の指は蕎麦おこしの方向をしっかりと指さした。

汗をかく蕎麦おこし。

意思の強い大師匠の瞳。

それでも気づかないおかみさん。

ついに普段無口な大師匠の口が開こうとした。

(どんな言葉が飛び出してくるのか・・・!?)
息をのむ大将と私。

そして運命の瞬間。


「・・・コレ、欲しい。」


思わず大将と私は何とも言えない気持ちで微笑んでしまった。

この気持ちを何と言う言葉で表したらいいのか分からないけど、大師匠のこんな素朴な気持ちがよく周りの人間を微笑ませている。

私は入門当初から吉次師匠に「今は師匠もお年を召しはって丸くなりはったけど、僕らの時は本当に怖くてお前みたいなのはありえへんかった。」とよく言われていた。
吉次師匠の言わはることはごもっともだと思う一方、“今”の大師匠と一緒にいられるのは私だけの特権やと思う。

実際は孫弟子の在り方として賛否両論あるけれど、大師匠との関係はこれでしかないしこれでいいと思っている。

弟子として出来ていないことが山積みの中、大師匠の病院の送り迎えをし、いいネタをつけていただいて、時には茶飲み友達になり、なんとなくの愚痴も聞く。たまにおかみさんに内緒で一緒におやつを食べて、相談にのっていただく。

これが私の役割でいいと最近思った。
大師匠がお元気な間、最大限ご機嫌うるわしくしていただくための要員。

来週は日帰りで温泉へお連れしようと計画中ですわーい(嬉しい顔)
posted by まるこ at 20:19| 兵庫 ☁| Comment(11) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。まるちゃんの、文章が上手なこともあるけど、大師匠の「かわいらしさ」が見えてくるようです。高座では絶対に見えない部分なので微笑ましくて楽しいです!で、大師匠は、蕎麦お越しを買ってもらえたのでしょうか?
Posted by にゃおみ at 2009年01月07日 21:03
12日は奈良市の新治はんの落語会に、大師匠とききょうはんが出演。わての地元に大師匠が来てくれるなんて、有難い。もちろん見学予定。今年の初の落語見学じゃ。
大師匠とは、良い関係でいいんじゃない。そのまま 行け。あはは。
Posted by アッキー at 2009年01月07日 21:17
吉次師匠は息子。
まるちゃんは孫。
とおもったら納得できるんちゃう。
吉次師匠もほんとはうらやましんやとおもうで。
今できることでベストを!!
今年もまるちゃんを応援してますよ。
もちろん吉次師匠も、大師匠も!!
今年もよろしくお願いします。
Posted by SAY2 at 2009年01月07日 23:08
あけましておめでとうございます。
今夜は繁盛亭「春之輔の会」に行ってきました。
例によって初めて聞く人ばかりでしたが
他を圧倒して春団治師匠の「代書屋」がよかったです。
うまい、おもしろいと感じました。
まるこさんは大師匠のそばにいて、おそらく
上方落語の心みたいなものを学んでおられるのではないか
と思います。
しっかり感じて、落語もたくさんおぼえて聞かせてください。
「四人癖」なんてどうでしょうか。
「佐々木裁き」も子供がでてきて、まるこさんにあっているのでは?
Posted by ごくーら at 2009年01月08日 01:05
まるちゃん、文章力ありますね、ほんわかとした文章いいですよ、
私が大師匠ご夫妻と知り合って50年近くなりますね。
春坊時代からです、ハイキング等の野外活動や俳画をひもとく会
等でいろいろ教えて頂きました。
奥さんを「おっきいねえちゃん」と呼んでいた頃が懐かしいです。

まるちゃんも大師匠の一門に入れた事が結果的に良かったですね、
落語を覚える、と言うことはその裾野がものすごく広く、和楽器
から歌舞伎、その他伝統芸術も勉強せねばならないと思います。
その点、博学の大師匠にべったり付き添っていられるという事は
ラッキーですね、これからもどんどん吸収して「団姫落語」を
完成して行って下さい。
Posted by オジン at 2009年01月08日 09:16
「守破離」という言葉がありますが、いつかまるちゃんならではの落語が聞ける事を、楽しみにしています。
「次の御用日」には子供が出てきますが、まるちゃんに合いそうな・・・なんて思ったりもしました。

「蜆売り」と「さくらんぼ」を、こよなく愛する某でした。
Posted by ぢゅんち at 2009年01月08日 12:41
団姫ちゃんみたいな、お嫁さんがきてくれたらなぁ〜凾ニ、しみじみ思いました。お師匠さんも幸せに感じておられると思いますよ。
Posted by 美香子ママ at 2009年01月08日 14:54
大師匠にとって、団姫さんの役割と存在は、とても大きいと思います。

娘、いや孫の成長を喜んでいらっしゃるようで、とてもほほえましく思います。団姫さんも、それに自然に応えられるように、努力している結果だと思います。

すごいよ、団姫さん!!!
Posted by Mr.KAVA(KAVAsan) at 2009年01月11日 17:59
にゃおみさん
はい(^^)ちゃんとゲットしはりました(笑)

アッキーさん
今日はいかがでしたか?そのままいきます!!

SAY2お兄様
ありがとうございます。今年もよろしくお願いします(^^)

ごくーらさん
ありがとうございます。来週からまた新ネタ稽古予定です!!

オジンさん
いつも応援とご褒美をありがとうございます!まるこ落語、がんばりますね(^^)

ぢゅんちさん
ううう・・・私もそのネタ大好きです(^^)

ママさん
嫁ですか!?(笑)ご迷惑かけてばかりですよ(^^)

KAVAさん
ありがとうございます♪これからもよろしくお願いいたします!!
Posted by まるこ at 2009年01月12日 21:41
大師匠とのほのぼのとした一コマですよね。

昨年始めてお目にかかった時もすごく可愛らしい一面を感じていたのですよ。これからも素敵な大師匠の癒し役をして下さいね♪

Posted by 得得 at 2009年01月12日 22:04
ありがとうございます!がんばりますね〜(^^)
Posted by まるこ at 2009年01月17日 13:07
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。